そんな文系出身のあなた。
実は僕も文系出身なのに新卒でSEになった人間です。
僕は5年続けましたが、結論を言ってしまうと後悔しています。
ぶっちゃけ、文系出身のSEは早めに見切りをつけたほうが良いです。
Contents
文系出身のSE(システムエンジニア)の多くは研修から辛い思いをする理由
僕の知る限り、文系出身のSEはたくさんいますが、その多くは辛い思いをしています。
その理由は3つあると思っています。
文系SEが辛い理由①理系との経験の差に打ちひしがれる
正直なところ、理系との経験の差がかなり大きいんです。
理系はプログラムを組んだことがあることはもちろん、思考回路もSE向けの回路をしています。
文系って基本的には感情的に物事を考えることが多いんですが、理系はとことん論理的です。
通常の生活レベルからそういう思考回路の人たちに、勝とうと思っても勝てないんですね。
実際僕の同期でSEとして残っているのは元理系しかいません。
文系SEが辛い理由②今までの経験が一切活かせない
とくにプログラムにおいては、今までの人生で経験してきたものが一切活かせません。
完全に新しい世界に足を踏み入れた感覚です。
今まで居酒屋でバイトしてようが、サークルでチームワークを学ぼうが、一切役に立たないのがプログラムです。
『技術が全て』なんですよね。ホントリアルに。
他の仕事なら雰囲気でごまかせることもあるんですが、SEの仕事、特にプログラムに関しては雰囲気ではちょっとごまかすのは無理なレベルです。
文系SEが辛い理由③未経験者には難しすぎてついていけない
文系の人間からすると、プログラムとか、SEの仕事の概念ってクソ難しい。
こっちは文系出身で、タイピングすることすら必死なのに、なに関数って?何オブジェクト思考って?
ちょっと何言ってるか分からないレベルです。
ぶっちゃけ、この仕事が少しでも楽しいと思えて、自宅での勉強も苦じゃないという人にしか向いていない職業だと思います。
文系出身のSEが見切りをつけるタイミング!後悔しないために
文系出身者がSEに対して見切りをつけるタイミングはどのくらいが良いのか、お話します。
入社した企業の教育体制が『整っていない場合』と『整っている場合』で見切りをつけるタイミングが違います。
教育体制が整っていない場合(研修がしっかりしていない場合)
教育体制が整っていない場合、つまり研修がしっかりしていない、もしくはそもそも研修自体がない場合です。
もし、そんな企業に入社してしまった場合は、すぐに辞めるべきです。
正直、未経験者に満足な研修もなく、すぐにSE業務をさせようという会社はめちゃくちゃ人材不足に苦しんでいるはずです。
そういった企業はもれなく、技術レベルも低く、ブラック企業体質です。
即効で見切りをつけてしまって問題ありません。
教育体制が整っている場合しっかり(研修がしっかりしていない場合)
教育体制が整っている場合、つまりしっかりした研修がある場合です。
そういったホワイトな企業に就職した場合は、研修が終わるまではやってみても良いと思います。
給料が出て、プログラミングを学べるということはとても貴重ですし、そういったホワイトな企業は教え方もある程度しっかりしているはずです。
ただ、研修が終わっても「やっぱりついていけない」と思ったら見切りをつけて辞めてしまったほうがよいでしょう。
文系出身のSEは早めに見切りをつけた方が良い理由
文系出身者は本当にSEには早めに見切りをつけたほうが良いです。
どうしてかというと、長く続けてもスキルが身につかず、人生のキャリアアップにおいて大きくタイムロスをしてしまうからです。
よくある『最低3年続けろ論』を信じるのは危険すぎます。
このSEの仕事を続けても3年後、スキルもついていなければ何もできない人になっている可能性があります。
正直、SEって3年くらいは先輩に聞きながらなんとなくやっていける場合もあるんですよね。
でも、実は技術が一切ついていない(一人でプログラミングを組めと言われてもどうして良いか分からない)ということも割とあるんです。
特に技術のベースがない文系出身だとその傾向は顕著です。
なので、研修で「あ、これいけそう」と思った人じゃなければ早く見切りをつけるのが良いです。
SEを早めに見切りつけると未経験からやり直せる職種が広がる
早めに見切りをつけるとSEからの別職種への転職が楽になります。
なぜなら、若ければ未経験でも採用してくれるからです。
逆に言うと、未経験への転職というのは、年齢が上がれば上がるほどきつくなっていきます。
今ならどこでも未経験でも取ってくれますが、3年後にはさらに幅が狭まってきます。
それが、5年、10年経ってしまったら・・・あなたが想像する通りです。
文系出身のSEが転職するために必ずやること
文系出身のSEは本当に早く見切りをつけるべきです。
そうしないと、転職の幅も狭まりますし、時間を無駄に過ごすことにもなります。
文系出身は別で自分を活かせる職種なんていくらでもあります。
理系は挨拶すらできない人がいっぱいいますからね。
自分を活かせる職種に転職してキャリアアップすれば、次のような目的も果たせるようになります。
- 年収が上がる
- 早く帰って自分の時間が持てる
- 努力がちゃんと身を結ぶ
- 周りも自分を認めてくれるようになる
- ストレスが大幅に減る
そんな文系出身者のSEが次の転職で失敗しないためにやるべきことがあります。
そのために、まず、第一歩として、転職エージェントへの登録です。
転職サイトを使っても良いのですが、次の理由から転職エージェントの方が良い企業に入社できる可能性が高まります。
転職エージェントのメリット
- 転職サイトでは公開していない求人を紹介してもらえる
- 面倒な面接の調整や年収の交渉等を代わりにやってくれる
- エージェントの推薦で選考を有利にできる場合がある
- 面接でよく聞かれる質問を教えてもらえる
- 企業の内部情報を教えてもらえる
- 完全無料で利用できる
転職エージェントのメリット・デメリットは次の記事にまとめておきました。
もし、「今のところまだ転職までは考えられない」という人も、エージェントの登録だけはしておくことをオススメします。
なぜかというと理由は2つあります。
- 登録することによって「転職という選択肢」ができ、心持ちが変わるから
- ストレスや疲労の限界が来た時には、転職サイトへの登録すらできなくなるから
転職エージェントに登録するだけで、「最悪転職すれば良い」という気持ちを持つことができ、精神的に楽になり今の仕事へも好影響を与えることができます。
また、僕の経験からいくと、本当に限界が来た時には転職サイトへの登録すらできなくなります。でも、登録さえしておけば、気になる求人をストックしておくこともできるので、本当に限界が来る前にリカバリーできます。
転職エージェント選びは次のランキングを参考にしてみてください。
仕事を辞めるための3つの手順も合わせてご覧ください。